ランドマークオカヤマ

個人的な記憶の道標

城下地下広場

出店ブースの位置決め、

電源の確認、

搬入の手順。

目前に迫ったイベントの最終ミーティングを終えたナオちゃんとぼくは、

階段の途中で何組かの若者とすれ違う。

彼らは一様に、同じデザインのタオルを肩にかけたり、

頭に被ったりしている。

なんだろうね?

なにかあったのかな?

話しながら地上に出るのと入れ違いに、

たくさんの若者が地下広場になだれ込んでいく。

彼らの持つタオルの文字を読む。

ローマ字で書かれていたのは、

セカイノオワリ。

市民会館から交差点へと下る坂道は、

上気した顔でいっぱいだ。